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症例紹介

手首・上腕・肩・腰の筋肉のけだるい突っ張った痛み(筋肉痛)

【症例69】 43歳、 女性
身長154㎝、体重59㎏。やや太め(むっちりした感じ)

症例キーワード: 筋肉痛

主訴

筋肉痛。手首・上腕・肩・腰の筋肉のけだるい突っ張った痛み。発赤・腫脹・熱感(-)。運動痛のみで自発痛・圧痛はない。掃除機をかけたり雑巾絞りも辛いが、一番は立ち座りの腰の痛み。上肢の痛みはほぼ左右対称。朝のこわばり(-)。今までも梅雨のころは体がだるく痛みやすかった。今回はその延長にある感じ。病院検査で関節リウマチは否定。疎経活血湯を投与され4週間服用するも無効。寒冷時の悪化(+)、入浴後の改善(?)。
<病歴>
38歳で子宮筋腫にて子宮全摘手術。これ以後、頻尿・腰痛あり。甲状腺低下症にてチラージン1T服用中。アレルギー性鼻炎、日光過敏症あり。咳喘息の持病があり、当薬局にて小青竜湯加杏仁石膏で良好。

全身症状
寒熱 寒さに敏感、下肢は冷える傾向。冷えのぼせ(+)
二便 大便:1日1行普通便
小便:1日10行、量少、淋歴(+)
飲食 食欲:平
飲水:平
全身 疲れやすい
浮腫 下肢に少し
睡眠 良好
心神
自汗傾向
頭痛(肩こり由来)あり⇒イブ使用。
胃腸 良好
目・耳・鼻 目赤あり。突発性難聴後の耳鳴あり。
月経 閉経状態
面紅あり
舌質淡・微白
皮膚 ぽっちゃりとして水気を含んだ感じ。たこ・いぼあり。皮下出血・細絡あり

経過・結果

第1診

「寒さに敏感」「ぽっちゃりとして水気を含んだ感じの皮膚」「尿10行量少」「小青竜湯加杏仁石膏が有効であること」から風寒湿、麻黄剤の適用と判断。「下肢
の冷え」と「面紅・目赤」から上熱下冷ありと判断(腰冷痛もありか?)そこで五積散を選択。
上記より弱い判断材料であるが、「アレルギー性鼻炎」「日光皮膚炎」はいずれも麻黄剤が、また内臓摘出手術後の不調時の選択肢の一つとしては五積散が考えられる。

処方1)五積散9.0/9.0g 分2 14日分

<結果>
服用してすぐ背中が温まる。翌日より尿量急増。同時に痛み激減。3日で症状すべて消失。14日服用後、更に14日分服用。この後は状態を見ながら処方1)を適宜服用するよう指導。

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