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症例紹介

不妊

【症例76】 41歳、 女性
身長153㎝、体重42㎏、既婚。子供一人あり

症例キーワード: 不妊

主訴

二人目不妊。一人目(自然妊娠)は現在2歳。
月経周期32~33日、経期5日間。経痛(+、下腹部)。経血(以前より量が少ない、エコーでは内膜の厚さには問題ないとのこと)、血塊(20㎜×数個)。
基礎体温表は二相に分かれるものの高温相が弱い(黄体機能不全か)。現在病院でクロミット・デュファストンの内服およびゴナドトロピン注射を行っている。
人工授精1回あり、婦人科器質病変はない。
夫42歳、精子の検査の結果異常なし。

これとは別件であるが…ゲップが多発、ゲップがうまく出ずに胸が苦しくなる、ものを飲み込むのが苦しいなどの症状をストレスにより頻発。心療内科にてリーゼ・サインバルタを投薬され、これでとりあえず強い症状はコントロールされたものの今も時々軽い症状は出ている。現在は飲んだり飲まなかったり。

全身症状
寒熱 冷え症で寒がり
二便 大便1日1行。
小便1日6~7行、夜間1行、色・量ともに平。
飲食 食欲(平)、飲水(平)
全身 疲れやすく風邪をひきやすい
胸腹 胃痛(-)朝歯磨き時のえずきあり
浮腫 なし
睡眠 良好、昼食後嗜眠
心神 良好
幼少のころ扁桃腺を腫らしやすかった
立ちくらみあり
目・耳・鼻 良好
面色萎黄
舌質淡・胖大・有歯痕、舌尖に瘀点あり、舌苔微滑
嗜好 飲酒(-)、煙草(-)
皮膚 無痛性の外痔核あり
体型 痩せ型
四肢 肩こりあり
血圧 123‐66、貧血(-)

経過・結果

第1診

咽中炙臠から強い気の滞りが見て取れる。月経状態から血瘀が、全身症状から虚寒、気虚がうかがえる。咽中炙臠を解消したのちに婦人科に取り掛かるのが定石であるが、時間が惜しい(41歳!)ので両者を同時に治療することにする。病院治療は並行して行う

処方1)芎帰調血飲第一加減+四逆散+半夏厚朴湯 14日分

第2診

のどの調子がすこぶる良好である。尿量(↑↑)。元気(↑)

処方1) do.  14日分

第3~6診

のど良好。基礎体温表は高温相36.8~.9×10日間。

処方1) do. 14日分×4回

第7~9診

基礎体温表が良好だったので人工授精を試みたが失敗に終わる。
体外受精の準備をはじめる。
処方1)は気血の流れを良くすることはできるが気血を補う力は弱い。のどの調子が良好なことから四逆散+半夏厚朴湯は外してもよいと判断。更に気血双補を治療の基本とする。

処方2) 当帰芍薬散合補中益気湯 14日分×3回。

第10診

体外受精成功せり。

考察

二人目不妊は芎帰調血飲第一加減を基本とするが、今回の場合、のどの症状があったので四逆散+半夏厚朴湯を併用した。結果として当帰芍薬散+補中益気湯が奏功した。経験則であるが、この組み合わせも非常に相性が良いようである。

不妊のあらまし

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