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症例紹介

ストレス性頭痛

【症例77】 27歳、 男性
身長175㎝、体重62㎏、未婚

症例キーワード: 頭痛

主訴

頭痛。2年ほど前から職場のストレスにより発症。そのため現在は退職を余儀なくされる。脳外科の検査では脳血管には異常なし。病院にてさまざまな鎮痛剤を用いたが全く無効。
頭痛は、頭全体が締め付けられるようで、かつズキンズキンと拍動性になるときもある。ひどいときは意識が遠くなりボォーっとしてきて冷や汗を伴う。痛みは終日続き、横臥時や体を動かしている時は軽減する傾向にある。耳鳴・吐き気はいずれも伴わない。
頭痛と同時期に心臓の拍動(ドクンドクン)・圧迫感を強く感じるようになり、また起床時に左肩甲骨部の痛みを感じるようになった。

全身症状
寒熱 手足とも冷える
二便 大便1日1行。
小便1日5~6行、夜間0行、色・量ともに平。
飲食 食欲(平)、飲水(平)
全身 疲れやすい
胸腹 良好
浮腫 なし
睡眠 良好
良好
目・耳・鼻 目が充血しやすい
面色蒼白
舌質淡・有歯痕、舌苔白
嗜好 飲酒(-)、煙草(-)
体型 痩せ型
四肢 肩こり
血圧

経過・結果

第1診

気滞による頭痛と思われるが頭痛と同時に発症した心臓と左肩甲骨の症状に注目したい。これらは心臓の血瘀による症状で、同時期発症したことから頭痛とリンクしているものと考えられる。これらより、この頭痛は気滞血瘀によるものと判断。そこで血府逐瘀湯を用いることにする。

処方1)血府逐瘀湯 14日分

第2診

頭痛は変わらないが起床時の左肩甲骨の痛みが消失。

処方1)do. 14日分

第3診

頭痛60%ほどに軽減。ここ2年の間このように気分が軽くなることはなかった。とてもうれしい、と。

処方1) do. 14日分

第4診

頭痛10~20%ほどに軽減。心臓のドクンドクンは依然として残っている。

処方1)do. 28日分

第5診

頭痛ほぼ消失。経済的理由にてここで服薬終了。
もし頭痛が再発した場合すぐ来局するよう伝える。

考察

頭痛の原因は多岐にわたる。心の血瘀の症状をあわせ持つ頭痛には血府逐瘀湯が著効を発揮する。更には月経痛・胃脘痛とリンクする頭痛にも血府逐瘀湯を用いる機会がある。

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