厚仁堂薬局の漢方薬の特徴
当薬局の漢方薬は「錠剤」「粉薬」「煎じ薬①②」の3種類あります。それぞれに長所と短所とがあります。
錠剤(箱もの)
手軽に購入・服用できます。また、エキス散(粉薬)や煎じ薬が苦手な方にもおすすめです。病状が複雑な場合は複数の種類の漢方が必要となり、そのため1箱の錠剤(箱もの)では対応が難しくなります(複数個の購入が必要)。
【飲み方】
ぬるま湯かお水と一緒に飲んで下さい。
エキス散(粉薬)
病状が複雑な場合はエキス散(粉薬)をお勧めします。エキス散(粉薬)の場合、複数の種類をブレンドして作ることが出来ます。手軽に携帯でき服用に便利です。
【飲み方】
お湯に溶いて飲んで下さい。 飲みづらい場合は、粉のままぬるま湯かお水と一緒に飲んでください。
煎じ薬①
錠剤やエキス散(粉薬)で用いる場合よりも更に病状が複雑・難治・重篤な方にお勧めします。薬草を刻んだものをレシピに従って混合し、これを1日分ずつ専用紙パックに詰めて作ります。ご自身で煎じていただき、その煎液を服用します。ただ、毎日煎じる手間がかかります。
【飲み方】
紙パックから取り出し、600mlくらいの水で弱火で蓋をして40分煮出し、水が半分くらいになったら煮出した汁を飲んでください。
煎じ薬②
薬草を刻んだものをレシピに従って日数分まとめて混和し、これを漢方薬抽出自動分包機で煎じ、その煎液をアルミパックに充填します。煎じる手間が省けてとても便利です。煎じ薬➀と煎じ薬②とでは同等の効果があります。
【飲み方】
そのまま飲むか、飲みづらい場合はお水で溶いて飲んでください。
煎じ薬と粉薬の違い
一般に漢方薬のエキス散(粉薬)はその製造過程で長時間加熱しなければなりません。この長時間加熱により、漢方薬の種類によっては、効き目が落ちることがあります。熱に弱い生薬を用いている漢方薬や、揮発しやすい香り成分を含む生薬を用いている漢方薬などがそうです。その点、煎じ薬①②はこのような欠点がありません。エキス散(粉薬)と煎じ薬①②の差を例えるならインスタントコーヒーとレギュラーコーヒーと違いでしょうか。インスタントコーヒーは手軽であるけれど、味わい香りにおいてレギュラーコーヒーにはかなわない・・・。病状が複雑あるいは難治の場合は煎じ薬をお勧めします。
生活習慣、食事の指導について
病気の原因が生活習慣にある場合、これを正さなければ根本的にはなかなか治りません。
生活習慣の改善には押さえなければならないポイントがあります。
積極的に取り入れるべきポイント、避けるべきポイント、などをご指導いたします。
(例)
アレルギー性鼻炎⇒砂糖を含む食品を控える。
糖尿病⇒糖質を制限し、GI(グリセミックインデックス)値の低い食品を心がける。