過集中

【症例169】 17歳、 女性
身長145㎝、体重43㎏
主訴
過集中。
高校3年生。県内有数の進学校。定期テストのたびに、食事をとらない・徹夜を繰り返すなどし、その時は常時ハイテンションである。テストが終わっても1週間ほどは同じ状態が続き、だんだんと落ち着いてくるがその後、1週間ほど学校を休む(寝込む)。これを高校1年の冬から繰り返している。学校の成績は常にトップクラスである。友人関係は、はじめは「天然ちゃん」「不思議ちゃん」と言われていたが、今では「ちょっと変わった子」と言われている。本人もそのことを気にしはめじているが、なぜそういわれるのかわからないでいる。母親は、成績は普通でいいから、健康な生活をしてほしいとのこと。
ご本人との会話の感想:話しぶりが常に第三者的立場で物事を語る。他者に感想・共感を求めることはなく、ただ話したいことを話すだけ、という感じ。
全身症状
経過・結果
【第1診】
とりあえず、テスト時の過集中を緩和させることが肝要と判断。脳活精の鎮静作用に期待する。通常時から服用。
処方1)
脳活精 2カプセル分2 ×14日分。
【第2、3、4診】
効き目はよくわからないが、朝の目覚めが気持ち良い感じ。継続服用。
処方1) do. ×14日分×3回
【第5診~】
2週間ほど前からテストあり。テンションの高さは同じであるが食事(夕食)は普通にとり、睡眠も4時間ほどはとっている。最も効果を感じたのはテスト後の寝こみがなくなったこと、とのこと。こののちも服用を継続。大学受験後を最後に来局なし。
考察
学生さんで勉強等において集中力が続かない場合がある。その一方で、本案のように一度集中モードに入ると過緊張が続きなかなかリラックスできない場合もある。この両者に羚羊角製剤(脳活性)は有効である。マイルドに効いて、副作用もない。
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