トップページ > 症例紹介 > 緊張過多

症例紹介

緊張過多

【症例62】 37歳、 女性
身長174㎝、体重73㎏。子供3人

症例キーワード: 不安動悸緊張

主訴

緊張過多。
1年ほど前から発症。常に何かに追われているような感覚で、落ち着くことができない。不意の問いかけにびっくりしてしまい、そのあと動悸と不安感覚がしばらく続き、ひどい場合は何も手につかず、仕事を早退して帰宅後ベッドでずっと横になることもある。仕事がうまくゆくかどうか気になると似たような症状が出る。
トンネルが苦手。
<服用中の薬>
デパス

全身症状
寒熱
二便 大便2日1行
小便1日10~行(夜0行)、量平
飲食 食欲:平~旺盛。おかしなどの間食多い
飲水:平
全身 体力的には元気
胸腹 緊張時、胃の痛みを感じ、時に嘔吐あり。
睡眠 良好
心神 何事につけ驚きやすい
手足汗出
月経 周期(30日)、経期(7日間)、経痛(-)、膣カンジタ歴あり。 2年前に妊娠・掻爬
舌質微紅、舌苔微白黄
嗜好 飲酒(機会飲酒)、喫煙(15本/日)

経過・結果

第1診

『傷寒論』にいう「胸満煩驚」と判断。柴胡加竜骨牡蠣湯を用い安心させることにする。

処方1)柴胡加竜骨牡蠣湯(エキス散)5/7.5g 分2×14日分

 

第2診

翌日電話あり。「落ち着いた気分になりとても良い。昨日までと世の中が変わって感じる。」とのこと。
6週間ほど服用ののち廃薬。ただし、季節の変わり目には再発しやすいので変調を感じたら、すぐ連絡するように指導。

 

類似する症例

  • 不安動悸緊張

    心労時、精神緊張による動悸

    【症例13】 49歳、 女性

     およそ1年前から。ちょうどその頃とても心労がたまっていた。精神緊張時に好発するが、それ以外に発作的に起ることも多い。心悸発作はおよそ10分ほど続く。発作後は全身倦怠となんともいえない不安感覚が残り、家事が出来なくなり、字も書けなくなる。病院の検査では心臓に器質異常は確認されない。
    <病歴>
     子宮筋腫があり(3年前確認)、経血が出血過多にある。このため鉄欠乏性貧血(血...もっと見る

  • 動悸緊張

    緊張時の発作的な動悸

    【症例40】 49歳、 女性

     胸部の痛み(-)。緊張時に発作的に起こり10分ほど続く。発症時には体が震えるような感覚になりオドオドしておちつかなくなり、更には文字が書けない。スプーン爪があり、Hb(8~9)。これは子宮筋腫に由来するものとのこと。現在病院で鉄剤服用中。子宮筋腫は閉経を待ち、積極的治療は行わない。...もっと見る

ご相談方法

基本的には直接ご来局の上でのご相談をお願いしております。
ただし、諸般の都合によりご来局いただけない場合は電話・ファックスでも応対しております。

メールでお問い合わせ

ご相談・ご予約メールフォーム

※初めての方はメールフォームからお問い合わせ頂くとスムーズです。

お電話でお問い合わせ

電話 099-239-7100

受付時間 月~土 10:00~18:00
※営業時間外でも上記電話番号より携帯電話に転送されるので通話可能です。

FAXでお問い合わせ

Fax. 099-239-7100

24時間受付中
後日、ご案内のお電話をさせて頂きます。

トップへ戻る