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症例紹介

月経時の発熱(37.5前後)、嘔吐、頭痛、両大腿前面の重くひきつれる痛み。

更年期における頭痛・肩こり・目の奥の痛み

【症例68】 45歳、 女性
身長168㎝、体重54㎏、ひきしまった体格

症例キーワード: 嘔吐月経発熱頭痛

主訴

月経時の発熱(37.5前後)、嘔吐、頭痛、両大腿前面の重くひきつれる痛み。
月経前1日~開始3日ほど続く。その間体がきついので横になって休んでいることが多い。この期間をやり過ごすとその後症状はすべて消失する。
<病歴>
歯周病(排膿散及湯とマスティックで著効あり)
アデノイド、甲状腺腫、ストレス性胃炎

全身症状
寒熱 足の冷え(すこし)、冷えのぼせ(-)
二便 大便1日1行
小便1日7~8行(夜0行)
飲食 食欲:平
飲水:平
全身 疲倦乏力(-)、容易感冒(-)
胸腹 良好
浮腫 なし
睡眠 良好
心神
夜、口を開けて寝ているためかイビキあり。
頭痛(-)、頭暈(-)
月経 周期(28日)、経期(5日間)、経痛(-)、経血(量多)、経前に気分の落ち込みあり
面色萎黄
舌質暗紅、微白
四肢 肩こり(-)

経過・結果

第1診

『傷寒論』にいう「熱入血室」「嘔して発熱するもの」の小柴胡湯に、頭痛・肢痛等の表証(桂枝湯)が加わったものとして考えるか、あるいは「傷寒六七日、発熱、微悪寒、肢節煩疼、微嘔、心下支結、外証未だ去らざるもの」の柴胡桂枝湯と考えるか。いずれにせよ処方は柴胡桂枝湯。

処方1)柴胡桂枝湯6.0/6.0g 分2 14日分

<結果>
月経二日目から服用開始。翌日にはすべての症状が消失。ただ、たまたまかもしれないので処方1)を継続服用。結果、次の月経時には全く症状が出なかった。これにより次回からは月経のはじまる2~3日から月経期間中のみの服用に切り替える。結果、良好。

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