二人目不妊 3回目の体外受精の予定 その前に着床環境を整えたい

【症例135】 40歳、 女性
身長159cm、体重49㎏
症例キーワード: 不妊
主訴
二人目不妊。
すでに2回体外受精に失敗している。漢方薬で着床環境を整えてから3回目の体外受精に臨みたい。
卵子はすでに採卵済み。体外受精は2か月後の予定。
子宮内膜は8~9mmほど。高プロラクチン血症・クラミジアの履歴あり。
基礎体温表は二相に分離していて自然排卵あり。
高温期も十分な体温あり。ただ低温期が36.5℃前後とやや高めである。
全身症状
| 寒熱 | 冷え性はなく、かえって手足はほてる。 |
|---|---|
| 二便 | 大便2~3日に1回 小便1日7~8回 |
| 飲食 | 食欲:普通 飲水:普通 |
| 全身 | 疲れやすいというほどではない。 |
| 浮腫 | なし |
| 睡眠 | 良好 |
| 心神 | 良好 |
| 汗 | 普通 |
| 頭 | 頭痛:なし |
| 胃腸 | 良好 |
| 月経 | 月経周期(28~32日)、期間(5~6日間)、経血:量(出産後減少)血塊(出産後多い)、経痛(下腹部・出産後から・鎮痛薬使用) |
| 舌 | 舌質紅・裂紋あり、舌苔微白 |
| 四肢 | 平素より腰が弱く、しょっちゅうぎっくり腰になる |
経過・結果
【第1診】
二人目不妊の基本として血瘀を考え芎帰調血飲第一加減。次に過去の子宮の「軽微な感染」の可能性を考え知柏地黄丸を用いることにする。
処方1) 芎帰調血飲第一加減(4.0/7.5g)+知柏地黄丸(3.5/10.5g) 分2×14日分
【第2診】
手足のほてりが落ち着いている。他は変化を感じない。
処方1)×28日分
【第3診】
体外受精成功との連絡あり。
考察
二人目不妊の「血瘀」に芎帰調血飲第一加減は標準的使い方。
「微細な感染」に知柏地黄丸 を用いた理由はクラミジア歴・手足のほてり・舌症・ぎっくり腰・低温期が高め、などから判断した。
類似する症例
-
二人目不妊 人工授精4回 体外受精2回 着床するが途中で流産
【症例137】 39歳、 女性
二人目不妊。
第一子は現在6歳、自然妊娠・普通分娩。
基礎体温表:自然排卵あるものと思われる。
基礎体温表:なし
人工授精×4回、体外受精×2回。体外受精はいずれも着床するものの途中で流産。凍結卵子あと3個(クラスBB)あり。
器質病変(筋腫・内膜症)なし、甲状腺良好、貧血なし。
子宮内細菌叢:未検査
...もっと見る -
【症例33】 31歳、 女性
二年半前に8週目で流産し、それ以来妊娠しない。病院で当帰芍薬散と温経湯とを各半年ずつ服用したが妊娠にいたらず。基礎体温表は二層に分離するが排卵後、高温期への移行に3~4日かかり、高温期が短い。子宮筋腫(-)、子宮内膜症(-)。現在、病院での治療は受けていない。...もっと見る




